神戸海星女子学院中学校2000年算数第1問(6)
- 場合の数 順列 平均 総和
-
[1][2][3][4]の4枚のカードから3枚取り出し、並べてできる3桁(けた)の整数は全部で□個あり、それらをすべて加えると□になります。
百の位の数は、1~4の4通りあり、そのそれぞれに対して、十の位の数は百の位の数以外の3通りあり、そのそれぞれに対して、一の位の数は、百の位の数と十の位の数以外の2通りあるから、3桁の整数は全部で
4×3×2 ←異なる4個のものから3個選んで並べる場合の数(順列)ですね。
=24個
あります。
これらの整数の各位の平均は
(1+2+3+4)/4 ←実際は、(1+4)/2を計算すればいいですね。
=5/2
となるから、これらの整数の和は
5/2×(100+10+1)×24 ←百の位も十の位も一の位も平均が5/2となるから、3桁の整数の平均は5/2×100+5/2×10+5/2×1となります。あとは、平均×個数=総和を使うだけですね。
=60×111
=6660
となります。
なお、1番小さいものと1番大きいもの(123+432=555)、2番目に小さいものと2番目に小さいもの(124+431=555)、・・・というように組み合わせて555×12=6660としてもよいでしょう。
次の問題にもぜひ取り組んでみましょう。
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