関西学院中学部2004年A算数2日目第2問(4)
- 文章題(特殊算) 消去算 偶奇性
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4つの整数a、b、c、dから2つずつ取り出して和を求めると、88、93、112、119、138、143になりました。整数bは偶(ぐう)数で、残りの3つの整数が奇(き)数のとき、偶数bは□となります。
偶奇性をしっかりマスターしておきましょう。
奇数+奇数=偶数
奇数+偶数=奇数
偶数+偶数=偶数
(上の足し算が引き算になっても同じことです。)
奇数×奇数=奇数
奇数×偶数=偶数
偶数×偶数=偶数
さて、問題を解いてみましょう。
3つの奇数をx、y、zとします(x≦y≦z)。 ←a、b、cのままでは大小関係がわからないので、小さい順(厳密には、大きくない順)に並べ替えたものをx、y、zとします。
x+y=88・・・①
y+z=112・・・②
z+x=138・・・③
b+x=93・・・④
b+y=119・・・⑤
b+z=143・・・⑥
①+②+③より、
(x+y+z)×2
=88+112+138
=338
となり、
x+y+z
=338÷2
=169・・・⑦
となります。
①+⑥-⑦より、
b
=88+143-169
=62
となります。