洛南高校附属中学校2009年算数第2問(2)
- 数の性質 既約分数 約数 互いに素
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分母が同じである異なる3つの既約(きやく)分数があり、これらの3つの分数の分子をかけあわせると100になります。また、これらの3つの分数を足すと1になります。このとき、3つの分数の分母として考えられる数を、すべて答えなさい。
3つの異なる既約分数を〇/□、△/□、☆/□(〇、△、☆は□と互いに素(最大公約数が1)、〇<△<☆)とすると、与えられた条件より
〇×△×☆=100
〇/□+△/□+☆/□=1 → 〇+△+☆=□
となります。
最初の式に着目すると、(〇,△,☆)=(1,2,50)、(1,4,25)、(1,5,20)、(2,5,10)の組合せが考えられます。
1+2+50=53と2+5+10=17は互いに素という条件を満たしますが、1+4+25=30と1+5+20は互いに素という条件を満たしません。
したがって、答えは53と17となります。