大阪星光学院中学校2004年算数第1問(2)

速さ つるかめ算
 2.4km離れた学校に行くのに、はじめは自転車に乗って毎時12kmの速さで行き、途中から毎時4.8kmの速さで歩いたところ、24分かかりました。このとき、歩いた時間は[ ]分です。

時速12kmと時速4.8kmを合わせて24分間で2.4km進むということだから、典型的な速さのつるかめ算の問題ですね。
ずっと時速12kmで行くと、12×24/60=24/5km進みます。
実際に進んだ距離との差は24/5-2.4=2.4kmとなります。
時速12kmを時速4.8kmに交換することで1時間あたり12-4.8=7.2km減るので、2.4km減らすのに
  2.4/7.2
 =1/3時間
 =20分
かかります。
したがって、歩いた時間は20分となります。
実際には、(12×24/60-2.4)÷(12-4.8)というように一気に式を立てられるようにしておきましょう。
なお、速さと比を利用して解くこともできます。
2.4kmを毎時12kmで進むと、2.4/12=1/5時間=12分かかります。
毎時4.8kmで歩いたことにより24-12=12分余分に時間がかかっています。
この部分に着目します。
 速さの比 12:4.8=5:2
  ↓逆比←距離一定
 時間の比 2:5=②:⑤
⑤-②=③が12分に相当するから、求める時間(⑤)は
  12×⑤/③
 =20分
となります。

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