西大和学園中学校2017年算数第1問(4)

場合の数 順列 平均
 0、1、2、7の4個の数字で作られる4桁(けた)の整数は全部で[① ]通りあります。(ただし、同じ数字は2度以上使わないものとします。)また、それらすべての和は[② ]となります。

(解法1)
千の位の数が0以外の3通りあり、そのそれぞれに対して百の位の数が千の位の数以外の3通りあり、そのそれぞれに対して十の位の数が千の位の数と百の位の数以外の2通りあり、そのそれぞれに対して、一の位の数が残った数の1通りあるから、4桁の整数は全部で
  3×3×2×1
 =18個
あります。
千の位の数の平均が
  (1+2+7)/3
 =10/3
で、それ以外の位の数の平均が
  {0×6+(1+2+7)×4}/18
 =20/9
だから、4桁の整数の総和は
  (10/3×1000+20/9×111)×18 ←総和=平均×個数
 =60000+4440
 =64440
となります。
(解法2)
デジタル表示の4桁の整数の個数から、千の位の数が0の4桁の整数の個数、つまり3桁の整数の個数を引いて求めます。
4桁の整数は
  4×3×2×1-3×2×1 ←単なる順列ですね。
 =24-6
 =18個
となります。
デジタル表示の4桁の整数の各位の数の平均が
  (0+1+2+7)/4
 =5/2
で、3桁の整数の各位の数の平均が
  (1+2+7)/3
 =10/3
だから、4桁の整数の総和は
  5/2×1111×24-10/3×111×6
 =66660-2220
 =64440
となります。

このページの先頭へ