灘中学校2021年算数1日目第3問

場合の数 組合せ 重複組合せ
 2021の各位の数の和は2+0+2+1=5です。このように、各位の数の和が5である4桁(けた)の整数は、2021を含(ふく)めて全部で[① ]個あります。そしてそれらの整数の中で2021は小さいほうから数えて[② ]番目です。

書き出して解いても大した手間ではありませんが、灘中受験生なら、以下のように計算で解けるようにしておかないといけないでしょう。
合計5個の1(〇)を各位に配置すると考えます。
まず、千の位に〇を1個配置し、残り4個の〇を千の位から一の位までの各位に配置します。 ←例えば、〇(初めに配置したもの)〇//〇/〇〇であれば、2012となります。
〇4個と仕切り3個の配置の仕方を考えればよいから、各位の数の和が5である4桁の整数は、全部で
  (7×6×5)/(3×2×1) ←組合せですね。
 =35個
あります。
まず、千の位が1の数の個数を考えます。
千の位に〇を1個配置し、残り4個の〇を百の位から一の位までの各位に配置します。
〇4個と仕切り2個の配置の仕方を考えればよいから、千の位が1で各位の数の和が5の数の4桁の整数は、全部で
  (6×5)/(2×1) ←組合せですね。
 =15個
あります。
各位の数の和が5で千の位が2の数を小さい順に書き出すと、2003、2012、2021となるから、2021は小さいほうから数えて
  15+3
 =18番目
となります。

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