大阪星光学院中学校2021年算数第1問(4)
- 文章題(特殊算) ニュートン算
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入場券売り場には、発売前から入場券を買う人が一定の割合で集まってきます。さらに発売後も発売前と同じ割合で買う人が集まってきます。発売してから列がなくなるまでに1つの窓口では140分かかり、2つの窓口では35分かかり、3つの窓口では[ ]分かかります。また、入場券を買う人は、発売の[ ]分前から集まってきます。
仕事をする人と仕事を邪魔する人が登場するので、ニュートン算の問題ですね。
ニュートン算には様々な解法がありますが、ここでは単位時間あたりの増減に着目して速さの問題として処理します。
発売開始時の行列の人数を[140]人、窓口1つが1分あたりに処理する人数を①、1分あたりに並ぶ人数を<1>とします。
与えられた条件から、
[140]/140=①-<1> →[1]=①-<1>
[140]/35=②-<1> →[4]=②-<1>
となります。
差を考えると、[3]=①となります。
結局、[1]=[3]-<1>となり、<1>=[2]となります。
したがって、3つの窓口では、[140]/([3]×3-[2])=20分で行列がなくなります。
また、入場券を買う人は、発売の[140]/[2]=70分前から集まっています。