西大和学園中学校2018年算数第2問(3)

立体図形 切頂四面体 正八面体 正四面体 正四角すい
 1辺の長さが4cmの正四面体があります。各辺の上にあり、1つの頂点から1cmはなれた3つの点を通る平面で正四面体を切り、正四面体の頂点をふくむ同じ大きさの立体を4つとりのぞきます。残った立体は、面の数が[①]、辺の数が[②]、頂点の数が[③]となります。

この程度の問題であれば、頭の中で図をイメージできないといけません。
正四面体は、面が4個、辺が6本、頂点が4個あります。
残った立体(切頂四面体)と正四面体を比べます。
残った立体は、面の数は4個増えて8個となり、辺の数は3×4=12本増えて18本となり、頂点の数は(3-1)×4=8個増えて12個となります。
なお、オイラーの多面体定理(頂点の数+面の数-辺の数=2)を用いれば、検算できますね。
また、この問題の1cmを2cmになおすと、残った立体は正八面体(切り取った正四面体と辺の長さが同じ)となり、辺の長さが同じ正四面体と正八面体と正四角すいの体積比が(1×1×1):(2×2×2-1×1×1×4):(2×2×2-1×1×1×4)/2=1:4:2となることと正四面体とその中にぴったり入る正八面体の体積比が8:4=2:1となることがすぐにわかります。このこともしっかり押さえておきましょう(このことをしっかり押さえておけば、例えば、西大和学園中学校2021年算数第2問(4)などが一瞬で解けます)。

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