神戸女学院中学部2022年算数第2問(2)
- 文章題(特殊算) 消去算 整数条件
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3種類のジュースA、B、Cがあります。Aを2本、Bを3本、Cを5本買うと合計1170円になります。またAを3本、Bを4本、Cを2本買うと合計1190円になります。A、B、Cをそれぞれ1本ずつ買ったときの合計金額として考えられるもののうち、最も高いものを答えなさい。ただし、ジュース1本当たりの値段は3種類とも10の倍数であるものとします。
値段が一律1/10になったと考えます。
代金の条件より、AとB1本ずつの値段は、C2本の値段より2円高くなり、A、B、Cを1本ずつ買ったときの値段は、Cを3本買ったときの値段より2円高くなります。
A、B、Cを1本ずつ買ったときの値段が最も高くなるのは、Cの値段が最も高くなるときとなります。
B1本とC3+2×3=9本を買ったときの値段(B+C×9)は117-2×2=113円となります。
C×9は9の倍数で、113は9で割ると5余る数だから、Bは9で割ると5余る数となります。 ←文章題で条件が不足していると感じたら、整数条件を利用するとうまくいくことがよくあります。
B+C×9が一定で、Cが最も高くなるということは、Bが最も安くなるということだから、B=5円となり、C=(113-5)/9=12円(、A=12×2+2-5=21円)となり、求める合計金額は
(12×3+2)×10
=380円
となります。