西大和学園中学校2024年算数第1問(6)

数の性質 約数
 2022個の分数
  2/2024,3/2024,4/2024,……,2022/2024,2023/2024
 のうち、約分すると分子が1になる分数をすべてかけると、1/Aとなりました。
 このとき、Aは4で[ ]回割り切れます。ただし、[ ]としてあてはまる整数のうち、もっとも大きい値を答えなさい。

問題文が若干回りくどいですが、Aが4で最大何回割り切れるか求めなさいということですね。
約分すると分子が1になる分数は、分子が2024の約数(ただし、最小の約数1と最大の約数2024以外)となるものです。
2024を素因数分解すると2×2×2×11×23となるから、約数は4×2×2=16個あります。
1と2024の約数のペア以外に、約数のペアは16/2-1=7組あるから、Aは2024を7個かけあわせた数になります。 ←ある整数の約数のペアの積=その整数になるからです。例えば、2/2024×1012/2024=(2024)/(2024×2024)=1/2024となりますね。
この数を素因数分解すると、2は3×7=21個あるから、4で[21/2]=10回まで割り切れます。 ←[〇]は〇を超えない最大の整数を表します。4で1回割ると、2が2個消えますね。

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