西大和学園中学校2024年算数第3問(2)

平面図形 相似 面積比
 大きさの等しい白い正三角形15枚と黒い正三角形10枚を組み合わせて、図のような大きな正三角形をつくりました。点AからFはそれぞれ小さな正三角形の頂点です。
(ⅰ)三角形ABCの中で、黒い部分の面積B1と白い部分の面積W1の比はW1/B1=[あ]です。
(ⅱ)三角形ABCと三角形DEFが重なる部分において、黒い部分の面積B2と白い部分の面積W2の比はW2/B2=[い]です。
西大和学園中学校2024年算数第3問(2)(問題)の図

西大和学園中学校2024年算数第3問(2)(解答・解説)の図
(ⅰ)
三角形ABCの面積は、小さな正三角形5×5-4×1×3=13個分になります。
黄色の三角形はすべて相似(相似比は、小:中:大=1:2:3)だから、面積比は、小:中:大=1×1:2×2:3×3=1:4:9となります。 ←大きな視野で見るとピラミッド相似の存在に気付くので、そこから相似比がわかります。
この中で大きな三角形の面積は、小さな正三角形3/(1+3)=3/4個分だから、W1は、小さな正三角形3+3/4×(1+4+9)/9×3=13/2個分となり、W1/B1=1となります。
(ⅱ)
(ⅰ)同様、大きな視野で見るとピラミッド相似とちょうちょ相似が見つかるので、以下、底辺の長さの比×高さの比を利用して、色を付けた図形が小さな正三角形何個分になるかを求めるだけです。
その際、三角形同士を比べるようにするのがポイントです。
同じような作業の繰り返しで面倒なだけなので、簡略化して書きます。
 オレンジ色+水色・・・1×2/3=2/3個分
 オレンジ色・・・1/2×2/5=1/5個分
 水色・・・2/3-1/5=7/15個分
 黄緑色・・・1/2×1/3=1/6個分
 ピンク色+青色・・・1×1/3=1/3個分
 青色・・・1/2×2/9=1/9個分
 ピンク色・・・1/3-1/9=2/9個分
 茶色・・・1-1/6=5/6個分 ←茶色+黄緑色が1個分だからです。
したがって、B2は、1+(7/15+1/6)×3=29/10個分となり、W2は(2/9+5/6)×3=19/6個分となるから、W2/B2=19/6÷29/10=19/6×10/29=95/87となります。

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