灘中学校2018年算数1日目第9問
- 平面図形 角度 反射
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光が鏡で反射するときには、図1のように角(ア)と角(イ)の大きさが等しくなります。
図2は、3枚の鏡AB、BC、CAで、何回も反射しながら同じ経路を繰り返し進む光の様子を表しています。このとき、角(ウ)の大きさは[ ]度です。
入射角=反射角に着目して等しい角度に記号をつけると図のようになります。
反射の問題における定番の解法(光を直進させ、図形を折り返す解法)に飛びついてはいけません。
反射した地点がどのような位置にあるか問われていないので、そのような解法を持ち出すまでもありません。
それどころか、図を折り返して解くほうがが却って面倒でしょう。
〇と×の和=37+39=76°
△と□の和=〇2個と×2個の和=76×2=152° ←四角形の1つの内角と外角の和=180度と四角形の内角の和=180×2=360度であることに着目しました。
☆と★の和=180×2-(37+39+152)=132° ←2つの三角形の内角の和に着目しました。
(ウ)2個=〇と×の和+☆と★の和-△と□の和=76+132-152=56度 ←いわゆるちょうちょの角度の知識を利用しました。
したがって、角(ウ)の大きさは56/2=28°となります。
上の解法では、角Bの大きさと角Cの大きさを利用しましたが、それを使わずに、角Aの大きさだけを使って解くと、次のようになります(していることは同じです)。
〇と×の和=180-104=76°
△と□の和=〇2個と×2個の和=76×2=152° ←四角形の1つの内角と外角の和=180度と四角形の内角の和=180×2=360度であることに着目しました。
☆と★の和=180×2-(76+152)=132° ←2つの三角形の内角の和に着目しました。
(ウ)2個=〇と×の和+☆と★の和-△と□の和=76+132-152=56度 ←いわゆるちょうちょの角度の知識を利用しました。
したがって、角(ウ)の大きさは56/2=28°となります。