洛南高等学校附属中学校2018年算数第4問(2)
- 平面図形 角度
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図において、ADとAEは同じ長さで、CDとCFも同じ長さです。また、角ABEと角CBDは同じ大きさです。角(あ)、(い)の大きさはそれぞれ何度ですか。
等しい長さがあり、二等辺三角形がありますが、そのことに着目してもうまくいきそうにありませんね。
そこで、隠れた二等辺三角形・正三角形をあぶりだすことにします。 ←算数オリンピックなどでよく使われる手法です。
24+18+18=60度となることに着目し、図のように、三角形ACDを辺CDに関して折り返します。
角ABE=角CBD=角CBHだから、3点E、B、Hは一直線上にあります。
AE=AD=AHだから、三角形EAHは1つの角の大きさが24+18+18=60度の二等辺三角形、つまり正三角形となります。
三角形ABEの内角の和に着目すると、(あ)の角の大きさは180-(24+18+60)=78度となります。
また、角AHC=角ADC=180-(18+42)=120度となり、角CHF=120-60=60度となります。
このこととCF=CD=CHであることから、三角形CFHも正三角形となります。
角BCF=60-42=18度となるから、(い)の角の大きさは180-(78+18)=84度となります。